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PATHとは

はじめに

 コマンドを覚える前にパス(PATH: 道・通り道)の概念を覚える必要があります。PATHには,絶対PATHと相対PATHの2つがあります。

絶対PATH:
情報(ファイル)が,どこにあるのかをすべて示す必要があります。例えば,私は酒井に住んでます。と急に言っても,地元以外の人からしたら、どこ?ってなりますよね。計算機も同様に困ってしまいます。きちんと神奈川県/厚木市/酒井と入力すれば,計算機にも理解してもらえます。

相対PATH:
今いる場所(階層)を基準にして情報(ファイル)がどこにあるか示します。例えば,神奈川県/厚木市/酒井に長く住んでいる人に,隣の町(岡田)のことを言うのに,わざわざ神奈川県/厚木市/岡田というのは煩わしいです。計算機にも今住んでいるいる厚木市と同じ市の岡田と入力すれば理解してもらえます。

話を戻して、今計算上のどこにいるのか?
ターミナルを開いて,pwdと入力してください。
そうすると,以下のような文字列が表示されないでしょうか?それが今いる場所(住所)です。
/Users/yoshihiro

Userの階層下のyoshihiroにいるという意味です。


例えば,デスクトップにあるdata.txtを示したい時,絶対PATHで書くと以下の通りです。
/User/yoshihiro/Desktop/data.txt

一方で,相対PATHで書くと以下の通りです。
./Desktop/data.txt
最初のピリオドは,今いるディレクトリ(つまり,/User/yoshihiro)を示しています。
今いるディレクトリが基準になります。

また、「hanako」のディレクトリに移動する場合は以下のように書きます。
cd /User/hanako (絶対PATH)
cd ../hanako (相対PATH:一つ前のディレクトリ(/User)に戻って、hanakoに移動する。)


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