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第7章 長期取引のポイント

 長期取引のポイントは1つ。それは底値を見分けるということ。このチャートを見てください。これは南アフリカのランドの過去の値動きである。



 現在は1ランド12.373円で,底値はリーマンショクのあった2008年11月の1ランド7.776円である。なので底値の可能性として再び7.776円まで下がることがある。ここで問題なのが余分なお金だ。今の価格で買うと7.776円まで下がると仮定した場合,12.373 ‐ 7.776=4.597円で,ランドは10万通貨取引なので約46万円(4.597*10万)のお金が必要になる。1日の金利170円を貰う為には51万円(保証金5万円と余分なお金46万)が必要な計算だ・・・わりに合わない。

 そこで私は10円を底値と計算している。これだと
28万(保証金5万円と余分なお金23万円(12.373-10=2.373,2.373*10万=23万円))のお金で1日の金利170円を貰える。51万円あれば20万通貨取引して1日の金利340円にしてもよい(というかしている)。

 また毎日貰える金利は手持ち金に加算され,余分なお金が増えていき少しずつロスカット起きにくくなっている。

 もし底値をしたまわった場合,ロスカットが発動し保証金しか,手元になくなる。底値の設定は慎重に。



第6章 スワップポイント  目次  第8章 テクニカル指標を確認せよ


実は(経験者は語る)

 底値をしたまわる前に追加でお金を補充し,ロスカットを免れるという方法もある。リーマンショクの時私が設定した底値より値が下落し,授業料のお金を追加補充した。その時は値が戻れば,出金して払えばよいと思っていたが,そのお金は帰らぬものとなった。具体的には保証金5万円と余分なお金23万円で設定し,余分なお金以上に下落した場合20万円の追加金を払うとする。しかし,それでも下落した場合保証金5万円を守るために20万円(全部で43万円)を失ったことになる。この経験から私は悪あがきをせずおとなしくロスカットされる様にしている。

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