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第3章 ロスカット

 ロスカットとは私たち投資家の資産をマイナスにしない為のルールです。取引会社によってまちまちですが,保証金の以下になったら強制決算になります。その為,普通は余分なお金を保証金とは別に入金する必要があります。

例えば,
1万ドルを買うのに保証金として17,000円かかります。これだけでは一銭でも下がったらロスカット(強制決算)になります。なので10万円預けて17,000円で1万ドルを買い,残りの83,000円で値下がり分を補う感じです。

 1万ドル取引(買値から1ドル1円下がると1万円マイナス,逆に1円上がれば1万円プラス)の場合83,000円あると,買値から8.3円下がらない限り,ロスカットになりません。もしロスカットになった時には手元に17,000円しか残りません。


 第2章の余談で政府はなぜレバレッジを制限しているのか?それはFXで損をする額を減らそうとしているのです。レバレッジが下がれば多くの保証金を必要とします。例えば1万ドルを買うのに4万円の保証金とするとロスカットが起きた時,上記の金額より多く手元に残ります。



第2章 レバレッジ      目次        第4章 FXの種類



実話(ロスカットが機能しない???)

 ロスカットが機能しない場合があります。それは値が飛んだ時です。
例えば1ドル80円で購入して75円でロスカットになるとします。もし一気に75円を通り過ぎて50円になると,1万ドル取引をしている場合30万円分下がったことになります。

 私は30万通貨の取引をしていて,一気に値が飛び90万円分値下がりしました。当時余分なお金は50万円分でマイナス40万円になりました。当時学生で,借金です・・・・・と思いきや企業が過ちを認め,保証してくれました。


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